歴史
起源
Antrea は VMware で始まった。Open vSwitch (OVS) をデータプレーンに使うオープンソースの CNI プラグインとして、2019-11-18 にサンディエゴの KubeCon North America で「Project Antrea」として発表された (出典 2)。リポジトリ自体は 2019-10-25 に作成され、当初は VMware の Tanzu GitHub org に置かれていた。
OVS を採用した動機は発表時に具体的に語られている。OVS はルール数が増えても性能が安定するが、iptables は遅くなる。OVS は Linux と Windows の両方で動く。IPFIX、NetFlow、sFlow を通じて既存のネットワークツールと統合できる。プログラマビリティにより機能追加が速い (出典 2)。
年表
| 年 | マイルストーン |
|---|---|
| 2019 | リポジトリ作成 (2019-10-25)、KubeCon NA で Project Antrea 発表 (2019-11-18) (出典 2) |
| 2021 | Project Antrea 1.0 リリース (2021-04-15) (出典 3) |
| 2021 | CNCF に Sandbox 成熟度で受理 (2021-04-28) (出典 4) |
| 2026 | v2.6.2 リリース (2026-06-13) (出典 10) |
どう進化したか
Antrea 1.0 は 2021-04-15 に出荷された (出典 3)。その直後、2021-04-28 に Sandbox 成熟度で CNCF に受理された。公式文言は「Antrea was accepted to CNCF on April 28, 2021 at the Sandbox maturity level」である (出典 4)。プロジェクト自身の告知は 2021-05-05 に続いた (出典 5)。
寄贈後、プロジェクトは VMware の Tanzu org から独立した antrea-io GitHub org へ移り、これが現在の canonical リポジトリである。Go モジュールも v2 系を反映し antrea.io/antrea/v2 と宣言され (go.mod:1)、ツールチェインは Go 1.26.0 に固定されている (go.mod:3)。
現在地
プロジェクトは v2 系にある。本ディープダイブが固定したコミット 65be43d は v2.6.2 リリースタグ (2026-06-13) より後の main 上にある。チェックインされた VERSION ファイルは次のマイナーである v2.7.0-dev を示す。Antrea は CNCF Sandbox プロジェクトであり、VMware vSphere Kubernetes Service (VKS) のデフォルト CNI である (出典 6)。