採用事例・エコシステム
誰が使っているか
リポジトリに ADOPTERS.md はなく、README に adopters セクションもないため、このディープダイブでは出典付きの本番エンドユーザ事例は見つからなかった。捏造はせず、下表にはプロジェクトと文書化された関係を持つ組織を挙げる。これは「作っている/支援している」組織であって、本番で動かしているという公式表明ではない。
| 組織 | 関係 | 出典 |
|---|---|---|
| Kusari、Google、Purdue University、Citi | 創設コラボレーター | Kusari ブログ |
| OpenSSF | GUAC を incubating プロジェクトとしてホスト | OpenSSF プロジェクトページ |
| Red Hat | Trustify プロジェクトを GUAC コミュニティへコントリビュート | Red Hat ブログ |
採用のシグナル
出典付きの採用組織が示せないため、ここでは測定可能なシグナルがより重要になる。2026-06-22 時点 (GitHub REST API): スター 1,508、フォーク 205、コントリビュータ 70。プロジェクトは OpenSSF の incubating プロジェクトとして活発に開発中で、直近のタグ付きリリース以降も main にコミットがある (出典: GitHub API、OpenSSF プロジェクトページ)。
エコシステム
GUAC はサプライチェーンメタデータを生成するツールの下流に位置し、幅広いフォーマットとソースを統合する。SPDX と CycloneDX の SBOM、in-toto/SLSA attestation (ITE6/DSSE)、OpenVEX と CSAF、OpenSSF Scorecard の結果を取り込み、deps.dev・OSV・ClearlyDefined・endoflife.date からグラフを拡充できる (pkg/handler/processor/process/process.go:57, pkg/ingestor/parser/parser.go:109)。収集元には file・OCI・GCS・S3・git・GitHub・Kubescape が含まれる (pkg/handler/collector/)。ストレージは keyvalue (インメモリ) と ent+PostgreSQL をサポート対象として備え、ArangoDB・Neo4j・Neptune も存在する (pkg/assembler/backends/backends.go:27)。
代替候補
GUAC の差別化点は、アーティファクトごとの SBOM ストアでもスキャナでもなく、多数のアーティファクトと外部メタデータを横断する関係グラフとクエリ層である点にある。
| 代替 | 違い |
|---|---|
| Dependency-Track | 追跡対象プロジェクト中心のコンポーネント/脆弱性分析ダッシュボード。任意のサプライチェーンドキュメントと外部ソースを集約する汎用 GraphQL グラフではない |
| Trustify | Red Hat が 2026 年に GUAC コミュニティへコントリビュートした隣接プロジェクト。競合ではなく統合 (Red Hat ブログ) |
| 素の SBOM リポジトリ | 個々の SBOM を保存・取得する。ドキュメント横断でエンティティを正規化したり、アーティファクト横断のクエリに答えたりはしない |