歴史
起源
Strimzi は 2017 年に Red Hat 社内で始まった。3 人の開発者が、Apache Kafka のようなステートフルワークロードを Kubernetes でどう動かすかを検討した (Red Hat Developer)。最初の公開リリース 0.1.0 は 2018 年 1 月で、実体は Docker イメージと Kubernetes YAML の集まりだった。2018 年 3 月の 0.2.0 で、現在の Operator パターンらしい形に初めてなった (Strimzi incubation ブログ)。
年表
| 年 | マイルストーン |
|---|---|
| 2017 | Red Hat が 3 人の開発者で Kafka on Kubernetes の検討を開始 |
| 2018 | 0.1.0 (Docker イメージ + YAML)、0.2.0 で Operator パターンを採用 |
| 2019 | CNCF に寄贈し、2019-08-28 に Sandbox として受理 |
| 2024 | 2024-02-08 に CNCF Incubating へ昇格 |
どう進化したか
プロジェクトはイメージとマニフェストの集まりから、カスタムリソースから Kafka クラスタを reconcile する完全な Operator へと移行した。2019-08-28 に CNCF Sandbox として受理され (CNCF projects)、2024-02-08 に Incubating へ昇格した。昇格時点で、1600 名超のコントリビュータ、180 超の貢献組織、15 の public adopters を発表した (CNCF ブログ)。
直近の最大の転換は Apache Kafka 本体に追随したものだ。このコミットのコードは ZooKeeper を完全に廃止し KRaft only で動く。Kafka 4.x (ここでは 4.3.0、pom.xml:87) が KRaft only だからである。KRaft のメタデータ処理は KRaftMetadataManager.java と KRaftVersionChangeCreator.java が担う。Kafka カスタムリソースは v1 API バージョンに到達しており (api/src/main/java/io/strimzi/api/kafka/model/kafka/Kafka.java:80)、以前の v1beta2 から昇格した。これが 1.0 メジャーリリース系に対応する。
現在地
Strimzi は CNCF Incubating プロジェクトで、ガバナンスは独立した governance リポジトリ で中立的に定義されている。固定コミット 9505103 (2026-06-23) は、安定版 1.0.1 (2026-06-17) の後、1.1.0-rc1 (2026-06-22) 付近の main 上にある。リリースは upstream の Apache Kafka バージョンに追随する形で定期的に続いている。