歴史
起源
Alibaba Cloud が 2020 年 5 月に OpenYurt を OSS 化した。最初のリリース v0.1.0-beta.1 は 2020 年 5 月 29 日に出た (README.md:15-17)。CNCF ブログは「2020 年 5 月に Alibaba Cloud が originally open-sourced した」と記録している。出発点の課題は Kubernetes 上のエッジコンピューティングだ。単一のクラウドコントロールプレーンが接続を失うサイトのノードを管理する必要があり、チームは upstream Kubernetes を fork せずにこれを実現したかった。
年表
| 年 | マイルストーン |
|---|---|
| 2020 | 初回リリース v0.1.0-beta.1 (5 月 29 日)、CNCF Sandbox 入り (9 月) |
| 2025 | CNCF Incubating に昇格 (7 月 2 日) |
| 2026 | v1.7.0 リリース (5 月 6 日)、Kubernetes 1.34 まで認証 |
どう進化したか
最初はエッジ自律だった。YurtHub のローカルキャッシュにより、エッジノードはクラウド切断を生き延びられた。その後にリージョン対応を加えた。物理リージョン単位の配置のための NodePool と YurtAppSet、エッジ間・エッジクラウド間の L3 接続のための Raven、EdgeX Foundry デバイスを Kubernetes CRD に橋渡しする YurtIoTDock だ (README.md:42-50)。
より新しい転換は WAN コストへの対処だ。services や discovery.k8s.io/endpointslices などの pool-scope リソースは、いまや各ノードが個別にクラウド apiserver を list/watch するのではなく、NodePool ごとに選出された leader YurtHub を通して共有される (cmd/yurthub/app/options/options.go:126-129)。
現在地
現行リリースは v1.7.0 (2026 年 5 月 6 日) で、Kubernetes 1.34 まで認証されている (README.md:53)。CNCF Incubating 到達時、CNCF ブログはメンテナが 3 人から 9 人に増えたと報告した。所属は Microsoft、Alibaba、VMware、Intel、Inspur、Sangfor、Tongji University で、コントリビュータは約 170 人。プロジェクトの掲げる方向性は一貫している。API を侵さずに素の Kubernetes をエッジへ拡張することだ。