歴史
起源
Copacetic は Microsoft 発で、Microsoft Open Source チームが維持している (Microsoft Open Source ブログ, 2024-09-18)。GitHub リポジトリの作成は 2023-01-11 (GitHub の createdAt)。解こうとした課題は、CVE が上流で修正されてから、その修正が稼働中のイメージに届くまでのラグである。従来の答えは新しいベースイメージを待って再ビルドすることだが、それはイメージの利用者が制御できない。Copa は、イメージを発行した側だけでなく運用する側が、パッケージ修正を直接適用できるように作られた。
年表
| 年 | マイルストーン |
|---|---|
| 2023 | リポジトリ作成 (2023-01-11)。CNCF Sandbox に応募・受理 (2023-09-19 受理) |
| 2024 | Docker Desktop Extension を発表し、コマンドライン未経験者にも scan/tag/patch を開放 |
| 2026 | v0.14.x 系でローカル OCI 出力 (--oci-dir)、EOL チェック (--exit-on-eol)、再パッチ時のレイヤー単一化を追加 |
どう進化したか
プロジェクトは 2023 年に CNCF Sandbox 入りした。応募は cncf/sandbox issue #41 として提出され、オンボーディングは issue #152 で追跡された。同 issue には元の名称 Copacetic とともに短縮名 Copa も記録されている。リポジトリは今も copacetic を使い、CNCF の掲載は Copa を用いる (CNCF プロジェクトページ)。
2024 年には Docker Desktop Extension を追加し、スキャン・タグ付け・パッチを CLI なしで行えるようにして、コマンドライン利用者を超えて対象を広げた (Microsoft Open Source ブログ)。より新しい v0.14.x 系のリリースは、当初のレポート駆動・単一イメージのフローを超えて進んだ。--oci-dir はパッチ後のイメージをコンテナランタイムではなくローカル OCI レイアウトに書き出し、--eol-api-url と組み合わせた --exit-on-eol は EOL のディストリビューション上に構築されたイメージを検出し、既にパッチ済みのイメージの再パッチはレイヤーを積み重ねる代わりに単一レイヤーへまとまる (releases)。
現在地
Copacetic は Microsoft Open Source の管理下にある活動中の CNCF Sandbox プロジェクトで、リポジトリにオープンなガバナンスモデルを持つ。ドキュメント基準コミット 0f6f0ab (2026-06-24) は、直近のタグ付きリリース v0.14.1 (2026-05-18) より先の main 上にあり、Go 1.25 を対象とし、OpenSSF Best Practices と Scorecard のバッジを掲示している (src/README.md:5-6)。開発はマルチプラットフォームのパッチと、実験的な言語パッケージのパッチで継続している (内部実装 参照)。