採用事例・エコシステム
誰が使っているか
ZITADEL には CNCF ケーススタディも、ベンダー中立な採用調査も存在しない。CNCF ホスト project ではないからだ。引用できる採用企業は、リポジトリの ADOPTERS.md に自己申告した組織になる。独立検証ではなく自己申告である点に注意。
| 組織 | ユースケース | 出典 |
|---|---|---|
| Rawkode Academy | 自己申告の採用者 | ADOPTERS.md |
| XPeditionist | 自己申告の採用者 | ADOPTERS.md |
| devOS: Sanity Edition | 自己申告の採用者 | ADOPTERS.md |
| CNAP.tech | 自己申告の採用者 | ADOPTERS.md |
| Minekube | 自己申告の採用者 | ADOPTERS.md |
| OpenAIP | 自己申告の採用者 | ADOPTERS.md |
| roclub GmbH | 自己申告の採用者 | ADOPTERS.md |
| CEEX AG | 自己申告の採用者 | ADOPTERS.md |
ファイルには Dribdat・Micromate・Smat.io・hirschengraben・D1V.AI も載っている。2022 年の Series A 時点で会社は「150 社以上の顧客」を主張したが (Series A)、それらの組織は公開ソースで個別に名指しされていない。
採用のシグナル
GitHub API から 2026-06-22 に計測 (repo metadata):
- Stars: 14,138
- Forks: 1,121
- Open issues: 1,083
- Watchers: 61
- Contributors: 約 246 (非匿名、API ページネーション基準)
リリースは活発で、2026 年半ばに v4 系のポイントリリースが続く (repo)。2022 年の Series A 時点では 10k+ stars・200+ contributors を報告していた (Series A)。以降は着実な成長傾向だ。
ZITADEL は CNCF landscape にホスト project として (どの成熟度でも) 載っていない (CNCF Landscape、2026-06-22 確認)。最も近い競合 Keycloak は 2023 年に CNCF incubation 入りしており、メンテナが意図的に対比している点だ (Open Source in the AI Era)。
エコシステム
ZITADEL は OpenID Connect (certified)・OAuth 2.0・SAML 2.0、provisioning 用の SCIM 2.0 server を実装する (API introduction)。Actions v2 が webhook・カスタムコード・token enrichment を拡張フックとして提供する。中核の周囲には各言語 SDK、Helm chart と Terraform provider、セルフホスト用の Kubernetes operator がある (README.md:117)。ZITADEL Cloud はマネージド提供で、セルフホスト版と同一のコードベースで動く。
代替候補
| 代替 | 違い |
|---|---|
| Keycloak | Java/Quarkus、CNCF incubating。LDAP サーバとして振る舞えるなど機能が最広だが、運用は重い |
| Ory (Hydra + Kratos) | Go、headless で API-first の microservices を自前で組む。管理 UI も組み込みマルチテナンシーもない |
| Authentik | Python/TypeScript、flow ベースの強力な UI。LDAP 提供や forward-auth も可能だが、イベントソーシングの監査は弱い |
| FusionAuth | 商用フレンドリーな単一バイナリ。無料枠あり、完全な OSS ではない |
| Auth0 / Okta | SaaS のみ。セルフホスト不可、OSS コードなし |
セルフホストの B2B マルチテナンシー、API で公開されるイベントソーシングの監査証跡、SaaS とセルフホストの同等性が欲しいなら ZITADEL。ZITADEL を LDAP サーバとして使う必要があるなら、それはできないので Keycloak か Authentik を選ぶ (skycloak comparison、houseoffoss comparison)。