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歴史

起源

Kubernetes は Google から生まれた。本番ワークロードを大規模に動かしてきた 15 年以上の経験、すなわち社内システム Borg の知見の上に、コミュニティのアイデアを組み合わせて作られた (README.md:13)。Google は Kubernetes を、Borg とその後継 Omega に続く自社における第 3 世代のコンテナ管理基盤と位置づけ、両者の運用知見を引き継いだものだと述べている (Google Cloud origin story)。

プロジェクトは 2013 年に Craig McLuckie・Joe Beda・Brendan Burns によって Google 社内で提案され、まもなく Brian Grant・Tim Hockin らが合流した。社内コードネームは "Project 7" で、Star Trek の Seven of Nine に由来する。ロゴの 7 本のスポークはこれが理由だ。名称自体はギリシャ語で「操舵手」を意味する (Wikipedia: Kubernetes)。リポジトリは 2014-06-06 にオープンソースとして公開された (IBM: History of Kubernetes)。

年表

マイルストーン
20142014-06-06 にオープンソースとして公開
20152015-07-21 に OSCON で 1.0 をリリース。Google と Linux Foundation が CNCF 設立を発表し Kubernetes を寄贈
20162016-03-10 に CNCF へ Incubating として受理
20182018-03-06 に Graduated へ昇格。CNCF 初の卒業

リリース日・卒業日の出典は IBMCNCF

どう進化したか

Kubernetes は Google のプロジェクトから、CNCF を通じてコミュニティ統治のプロジェクトへ移った。2016 年 3 月に Incubating として受理され、2018 年 3 月に卒業した。CNCF の成熟度モデルで卒業した最初のプロジェクトだ (CNCF: Kubernetes)。コードベースはモノレポで、コンポーネントは cmd/pkg/ に置かれ、他プロジェクトが利用するライブラリは staging/src/k8s.io/* 配下で開発され、k8s.io/client-gok8s.io/apimachinery といった独立リポジトリへ同期される。

現在地

Kubernetes は規則的なマイナーリリースのサイクルで出荷されている。基準コミットの時点で master ブランチは v1.37 の開発サイクル中で、直近の alpha タグは v1.37.0-alpha.1、直近の安定リリースは 2026-06-12 公開の v1.36.2 だ。統治は単一ベンダーではなく CNCF と SIG の体制を通じて行われ、コントリビュータ数は 2016 年以降ほぼ 1000% 増えている (IBM: History of Kubernetes)。