歴史
起源
Knative は 2018 年に Google で発足した。プロプライエタリなプラットフォームではなく Kubernetes 上でサーバーレスワークロードを動かすことが狙いだった。IBM、Red Hat、VMware、SAP が初期から参加している (CNCF 卒業アナウンス、The New Stack)。knative/serving リポジトリは 2018-01-24 に作成された (GitHub API)。
当初は Build / Serving / Eventing の 3 本柱だった。Build は後に Tekton へ発展して分離し、Serving と Eventing の 2 本柱が中核として残った (The New Stack)。
年表
| 年 | マイルストーン |
|---|---|
| 2018 | Google で発足。Serving リポジトリは 2018-01-24 作成 |
| 2021 | v1.0 リリース、production ready を宣言 |
| 2022 | CNCF Incubating プロジェクトとして受理 (2022-03-02) |
| 2025 | CNCF 卒業 (2025-09-11 卒業、2025-10-08 アナウンス) |
どう進化したか
スコープは時間とともに絞られた。Build は Tekton として外へ出て、プロジェクトは Serving (リクエスト駆動オートスケーリング) と Eventing (イベント配信) の 2 つの安定面に落ち着いた (The New Stack)。2021 年の v1.0 リリースは API の安定化と production ready の姿勢を示した (CNCF アナウンス)。
CNCF Incubating は 2022-03-02 に受理された (CNCF ブログ)。卒業はプロジェクト発足からおよそ 7 年後で、TOC レビューは cncf/toc #1868 で追跡され、2025-10-08 にアナウンスされた (CNCF アナウンス)。
現在地
Knative は CNCF Graduated プロジェクトである (CNCF プロジェクトページ)。卒業時点で掲げる方向性は、ネットワークスタックを Kubernetes Gateway API へ寄せること、安全側デフォルトのコンテナ設定を強化すること、メトリクスとトレースを OpenTelemetry へ移すことである (CNCF アナウンス)。本ディープダイブはコミット 6fb71ff のコードを読む。これは knative/serving リポジトリでタグ knative-v1.22.0 の 46 コミット後にあたる。