Artifact Hub
Cloud Native パッケージを索引する CNCF 運営の Web アプリ。20 種類超のアーティファクトを横断で発見・導入・公開できるが、アーティファクト自体はホストしない。
- カテゴリ: App Definition & GitOps
- CNCF 成熟度: Incubating
- 言語: Go (バックエンド)、TypeScript + React (Web)
- ライセンス: Apache-2.0
- リポジトリ: artifacthub/hub
- ドキュメント基準コミット:
0d8b1c0(タグ v1.22.0 より後、author date 2026-05-12)
何をするものか
Artifact Hub は Cloud Native アーティファクトの検索・発見レイヤだ。登録済みリポジトリからパッケージを索引し、メタデータを正規化し、検索・フィルタ・詳細ページを Web UI と HTTP API で提供する。アーティファクト自体は保存しない。各パッケージページは元ソースへリンクし、インストール手順は公開元のレジストリやリポジトリを指す。
バックエンドは Go で書かれ、4 つのバイナリを出す。hub (HTTP API サーバ)、tracker (索引生成)、scanner (脆弱性レポート)、ah (CLI) だ。ビジネスロジックの相当部分は PostgreSQL の PL/pgSQL 関数にあり、Go 層は JSON を渡して呼び出す。フロントは hub API を叩く React の SPA。
対応するアーティファクト種別は 20 を超え、Helm チャート、OLM オペレータ、Tekton の task / pipeline、Krew プラグイン、Falco ルール、OPA / Gatekeeper ポリシー、Kyverno ポリシー、KEDA スケーラ、Backstage プラグインなどを含む。公開インスタンス artifacthub.io は CNCF が運用する。
いつ使うか
- Cloud Native アーティファクト (Helm チャート、OLM オペレータ、Tekton task など) を公開し、CNCF ユーザが既に検索している 1 か所で見つけてほしいとき。
- アーティファクトを利用する側で、多数の個別 Hub を巡回せず、セキュリティスキャン結果・署名・バージョン履歴を備えた単一の検索面が欲しいとき。
- 自組織のリポジトリの社内索引を、公式 Helm チャートで動かしたいとき。
アーティファクトの実バイトをホスト・配信する必要がある場合は向かない。Artifact Hub は索引とリンクだけなので、ホスティングは OCI レジストリや Harbor が担う。
このディープダイブの構成
- 歴史: 起源・マイルストーン・存在理由。
- アーキテクチャ: コンポーネントとリクエストの流れ。
- 採用事例・エコシステム: 誰が動かし、周囲に何があるか。
- 内部実装: ソースから読んだ重要なコードパス。
- はじめに: インストールと最初の動く構成。
出典
- artifacthub/hub ソース、
0d8b1c0でピン留め - README (artifacthub/hub)
- architecture.md (artifacthub/hub)
- リポジトリガイド (Artifact Hub docs)
- Artifact Hub becomes a CNCF incubating project (CNCF)
- Artifact Hub プロジェクトページ (CNCF)
- CNCF Artifact Hub, a One-Stop Shop for Cloud Native Config (The New Stack)
- リリース v1.22.0 (artifacthub/hub)