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歴史

起源

Kyverno は Nirmata が作成し、2020 年に CNCF へ寄贈された。名前はギリシャ語で「統治する (to govern)」の意。前提はシンプルで、Kubernetes には既にポリシー言語がある、すなわち自身のリソースモデルだ、というものだった。admission rule を書くのに別言語を学ばせるのではなく、Kyverno は各ポリシーを Kubernetes カスタムリソースにし、クラスタ内の他のすべてと同じツール・RBAC・GitOps パイプラインで管理する (CNCF graduation announcement)。

年表

マイルストーン
2020Nirmata が作成。2020-11-10 に CNCF Sandbox 受理。
20222022-07-13 に CNCF Incubating へ移行。
20262026-03-16 に CNCF Graduated。graduation は 2026-03-24 の KubeCon + CloudNativeCon EU (Amsterdam) で発表。
2026リリース 1.18 で SSRF 修正、CEL ベースのポリシー型の前進、旧来 ClusterPolicy モデルの段階的縮小。

どう進化したか

最大の転換は CEL への移行だ。初期の Kyverno は ClusterPolicy 内で JMESPath と YAML overlay でロジックを表現していた。近年のリリースは CEL ベースのポリシー型 (ValidatingPolicy, MutatingPolicy, ImageVerificationPolicy, GeneratingPolicy) を追加し、Kubernetes 自身がネイティブの ValidatingAdmissionPolicy / MutatingAdmissionPolicy で取った方向と整合させる。Kyverno はこれらをネイティブ admission policy の置換ではなく補完として位置づけ、リリース 1.18 では CEL 経路を優先して旧来 ClusterPolicy モデルを縮小し続けている (Announcing Kyverno 1.18)。

graduation にはサードパーティのセキュリティ監査に加え、CNCF TAG Security & Compliance 主導のセキュリティ評価を通過することが求められた。graduation の TOC sponsor は Karena Angell だった (CNCF graduation announcement)。

現在地

Kyverno は CNCF Graduated プロジェクト。graduation 時点で CNCF は、Nirmata・Chainguard・Cloudflare を含む 6 組織にまたがる maintainer、1,063 組織からの 3,624 名の contributor を報告している (CNCF graduation announcement)。ドキュメント基準コミット時点の最新リリース系は v1.18.1 (2026-05-18)。ガバナンスと maintainer リストは kyverno/community リポジトリにある (GOVERNANCE.md)。表明されている方向性は、移行期の既存 ClusterPolicy ユーザーを支えつつ CEL ベースのポリシー型への投資を続けることだ。