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歴史

起源

Envoy は Lyft で始まった。Matt Klein は 2015 年 5 月に Twitter から Lyft へ移った。当時 Lyft はモノリスから 30 以上のマイクロサービスへ移行中だった。チームはネットワークの挙動が見えずにいた。ELB も CloudWatch も P50/P99 レイテンシを出せず、障害の切り分けが難しかった。ネットワークの可観測性が新しいプロキシの最大の動機だった (How Lyft Invented Envoy)。

NGINX や HAProxy は高速だが L4/L7 ルーティング以上のことはほとんどできず、ポリグロットなサービス群には Finagle 型の言語別ライブラリも合わなかった。Lyft は性能のためモダン C++ で書くアウトオブプロセスプロキシを選んだ。開発は 2015 年 5 月に始まり、MVP は 2015 年 9 月初旬に本番デプロイされた (How Lyft Invented Envoy)。

年表

マイルストーン
2015Lyft で開発開始 (5 月)。MVP を本番デプロイ (9 月初旬)。
2016Lyft の全サービスがクライアントサイド LB で Envoy 経由に (年初)。2016-09-14 に OSS 公開。
20172017-09-13、CNCF の 11 番目のホストプロジェクトとして寄贈。
20182018-11-28、Kubernetes・Prometheus に次ぐ 3 番目の graduated プロジェクトに。

どう進化したか

2016 年初頭には Lyft の全サービスがクライアントサイド LB で Envoy 経由となり、その夏にはエッジとサービス間の両方をカバーして、数百サービス・毎秒数百万リクエストを処理していた (How Lyft Invented Envoy)。

2016-09-14 の OSS 公開直後に Google・Apple・Microsoft・eBay のエンジニアから反応があり、採用は想定を超えた (5 years of Envoy OSS)。この外部の関心が xDS 設定 API を育て、Envoy を他のコントロールプレーンが駆動できるデータプレーンへと変えた。

Envoy は 2017-09-13 に CNCF の 11 番目のホストプロジェクトとして参加し (Envoy joins the CNCF)、2018-11-28 に Kubernetes・Prometheus に続いて graduated した (CNCF プロジェクトページ)。

現在地

リポジトリは API バージョン 3.0.0 を固定し (API_VERSION.txt)、VERSION.txt1.39.0-dev を持つ。最も近いタグは 2026-06-10 リリースの v1.38.2。ガバナンスは GOVERNANCE.md に記され、メンテナの階層と投票プロセスを定義している。CNCF プロジェクトページは数千人のコントリビュータを擁する graduated プロジェクトとして掲載している (CNCF プロジェクトページ)。