はじめに
コミット
bd9c4c5(タグv2.2.3の近傍) の README に対して検証。quickstart は Docker で Higress を単体起動し、Kubernetes パスは Helm を使う。
前提
- Docker (単体 all-in-one quickstart 用)。
- Kubernetes パスを取るなら代わりにクラスタと Helm 3。
- Higress 自身のイメージレジストリ (
higress-registry.*.cr.aliyuncs.com) へのネットワークアクセス。README はこれらのイメージが Docker Hub でなく Higress のレジストリにあるため Docker Hub のレート制限を受けないと述べる。地域に最も近いミラー (cn-hangzhou・us-west-1・ap-southeast-7) を選ぶ。
インストール
Higress を動かす最速の方法は all-in-one Docker イメージだ。コントロールプレーン・Envoy データプレーン・コンソールを同梱する。設定をマウントした作業ディレクトリに書くので、クラスタは要らない (README)。
mkdir higress; cd higress
docker run -d --rm --name higress-ai -v ${PWD}:/data \
-p 8001:8001 -p 8080:8080 -p 8443:8443 \
higress-registry.cn-hangzhou.cr.aliyuncs.com/higress/all-in-one:latest3 つのポートはコンソール (8001)、ゲートウェイ HTTP 入口 (8080)、ゲートウェイ HTTPS 入口 (8443) だ (README)。
Kubernetes デプロイでは Helm でインストールし、global.hub を最寄りのミラーに向ける (README)。
helm install higress -n higress-system higress.io/higress \
--set global.hub=higress-registry.us-west-1.cr.aliyuncs.com \
--create-namespace最初の動く構成
上の単体 Docker インストールを使う。
Install セクションの
docker runコマンドで all-in-one コンテナを起動する。設定ファイルはカレントディレクトリに書かれる。コンソールを開き、コントロールプレーンが立っていることを確認する。
bashopen http://localhost:8001ゲートウェイの HTTP 入口へリクエストを送る。ルート未設定でもゲートウェイはポート 8080 で応答し、Envoy データプレーンが提供中であることを確認できる。
bashcurl -i http://localhost:8080/
コンソールからルート (ドメインと上流サービス) を追加すれば、ゲートウェイを再起動せずに反映されるのを見られる。これは アーキテクチャ ページが xDS を通じて追う挙動だ。
動作確認
- コンテナが動いている:
docker psにhigress-aiが出る。 - コンソールが
http://localhost:8001で応答する。 - ゲートウェイのデータプレーンがポート 8080 で応答する (ルート未作成でも
curlに HTTP ステータスが返れば、たとえ 404 でも Envoy は立っている)。
次に読むもの
Kubernetes での Helm values・高可用性・本番ハードニングは、公式の Quick Start ドキュメント を参照。AI ゲートウェイでは ai-proxy プラグインとそのプロバイダ一覧が plugins/wasm-go/extensions/ai-proxy/ 配下にあり、MCP サーバホスティングは MCP quickstart が扱う。内部実装 ページは、Ingress が Envoy config になる過程を読むための翻訳パスを地図にしている。