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歴史

起源

Longhorn は Rancher Labs で始まった。先に存在したのは data plane だ。longhorn/longhorn-engine リポジトリは 2016-04-08 に作られ、傘の longhorn/longhorn リポジトリは 2017-04-14 に続いた。Rancher は 2017 年 4 月、コンテナ向けの新しい分散ブロックストレージとして公に紹介し、共同創業者の Sheng Liang がそのアイデアを提示した (出典 5出典 4)。

この系譜はコードを読むうえで重要だ。ストレージコントローラが先に存在し、Kubernetes 連携 (longhorn-manager) は後から CRD とコントローラ群として被せられた。だから manager の README.md は自身を "Manager for Longhorn" としか説明せず、data plane が manager 本体ではなく兄弟リポジトリに置かれている。

年表

マイルストーン
2016longhorn-engine リポジトリ作成 (2016-04-08)、オリジナルのストレージコントローラ。
2017傘の longhorn/longhorn リポジトリ作成 (2017-04-14)、Rancher が Longhorn を公に発表。
2019CNCF に寄贈され Sandbox プロジェクトとして受理 (2019-10-11)、version 0.6.2。
2020Rancher が SUSE に買収され、SUSE が主スポンサーに。
2021CNCF TOC が Incubating へ昇格 (2021-11-04)。
2026v1.12.0 リリース (2026-06-02)、本ディープダイブ時点の最新リリース。

どう進化したか

2019 年 10 月に CNCF Sandbox へ寄贈された時点で、v0.6.2 はすでにスナップショット、バックアップ/リストア、live upgrade、ディザスタリカバリ、ワンクリックインストール、GUI を備えていた (出典 6出典 3)。2020 年の SUSE による Rancher 買収でスポンサーシップが移り、商用版は現在 "SUSE Storage (powered by Longhorn)" となっている (出典 7)。

現在のソースで最も大きい技術的転換は v2 Data Engine だ。従来の v1 エンジンは iSCSI と tgt の上に構築される。近年のリリースは SPDK ベースの v2 data engine を加えた。分岐はコード全域に及び、types.IsDataEngineV2(volume.Spec.DataEngine) が別系統の teardown パスをゲートし (controller/volume_controller.go:365)、ublk frontend が従来の blockdev / iscsi frontend と並んでボリューム CRD に現れる (k8s/pkg/apis/longhorn/v1beta2/volume.go:256)。

現在地

Longhorn は 2021-11-04 に CNCF Incubating へ昇格した。CNCF は寄贈以降の成長を提示している。contributor は 30 社 200 名から 120 社以上 800 名超へ、committer は 3 社 14 名から 13 社以上 70 名超へ、稼働ノードは 2,700 から 34,000 以上へ (出典 3)。執筆時点の最新リリースは v1.12.0 (2026-06-02)、ここで読んだコミット 3b8885a はそれ以降の master 上の地点だ。SUSE が引き続き主要な企業スポンサーである。