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歴史

起源

Microsoft は 2019-10-16 に Dapr をオープンソースのインキュベーションプロジェクトとして公開した。主導したのは Azure CTO の Mark Russinovich だ (出典 10)。狙いは、クラウドネイティブ開発から繰り返しの分散システム作業を取り除くこと。state 管理、メッセージング、サービスディスカバリ、レジリエンスといった、どのマイクロサービスチームも手作業で作り直す部分を肩代わりさせる。Dapr はそれを言語非依存のサイドカーにまとめ、アプリは素の HTTP または gRPC で使えるようにした。

年表

マイルストーン
2019Microsoft が Dapr をオープンソースプロジェクトとして公開 (出典 10)
2020最初の半年で約 120 コントリビュータ (出典 6)。オープンガバナンスへの移行を発表
2021v1.0 を production-ready として発表 (出典 7)。2021-11-03 に CNCF Incubator へ受理 (出典 5)
20242024-10-30 に CNCF Graduated へ。2024-11-12 の KubeCon NA で公開アナウンス (出典 3)
2026Dapr Runtime v1.18.1 を 2026-06-16 にリリース (出典 1)

どう進化したか

Dapr は Microsoft 社内で始まったが、2020 年にベンダ中立化のためオープンガバナンスへ移行した。これは CNCF への寄贈に先立つステップだった (出典 6)。2021 年 2 月の 1.0 リリースで、API 表面が production の Kubernetes デプロイに耐えるだけ安定したことが示された (出典 7)。同年後半の CNCF Incubator 受理で、プロジェクトは財団ガバナンス下に入った (出典 5)。

ビルディングブロックの集合は時間とともに増えてきた。コンポーネントレジストリは現在、state、pub/sub、binding、secrets、configuration、lock、crypto、workflow、conversation コンポーネントを 1 つの構造体で保持する (pkg/runtime/compstore/compstore.go:42)。レジストリはそれらと並んで mcpServers スライスも持っており、AI・エージェントワークロードへの近年の動きが表れている。

現在地

Dapr は 2024-10-30 に CNCF 内で Graduated となり、公開アナウンスは 2024-11-12 の KubeCon North America で行われた (出典 3)。ドキュメント基準コミット時点の最新ランタイムリリースは v1.18.1 (2026-06-16、出典 1)。pinned ツリーは Go 1.26.4 でビルドする (go.mod:3)。開発はランタイム、CLI (dapr/cli)、コンポーネント (dapr/components-contrib)、各言語 SDK にまたがって続いており、掲げる方向性は AI エージェントと workflow だ (出典 12)。