採用事例・エコシステム
誰が使っているか
リポジトリに ADOPTERS ファイルはないので、名指しの採用は出典を示せるものに限られる。CNCF graduation 発表で名指しされたのは Giant Swarm である。
| 組織 | ユースケース | 出典 |
|---|---|---|
| Giant Swarm | cert-manager を Cluster API ベースの Kubernetes プラットフォームに不可欠なコンポーネントと位置づけ | 出典 3 |
採用のシグナル
名指しの採用以外では、公開シグナルは大きい。2024-11-12 の graduation 時点で、プロジェクトと CNCF は月間約 5 億ダウンロード、新規本番クラスタの 86% がデフォルトで導入、450 名以上のコントリビュータ、200 以上のリリースを報告した (出典 3, 出典 4)。
GitHub では cert-manager/cert-manager リポジトリは 2026-06-22 時点で 13,873 stars・2,383 forks だった (出典 1)。CNCF Graduated プロジェクトである (出典 9)。
エコシステム
cert-manager は単体ではなく補完ツールと併用されるのが普通である。trust-manager (同じ cert-manager org) は CA バンドルを配布し、external-secrets は外部ストアからシークレットを同期する。どちらもよく併用される (出典 5)。
issuer 側では Let's Encrypt など ACME CA、HashiCorp Vault PKI、Venafi と CyberArk、CyberArk Certificate Manager、EJBCA、クラスタ内 / 自己署名 CA と統合し、Ingress コントローラや Gateway API に証明書を供給する (出典 1, 出典 5)。商用では CyberArk Certificate Manager for Kubernetes (旧 Venafi TLS Protect) が cert-manager の上に discovery・ポリシー・FIPS・サポートを足し、Keyfactor は cert-manager issuer 経由で Kubernetes に対応する (出典 5, 出典 6)。
代替候補
cert-manager はクラスタ内 Kubernetes 証明書自動化の事実上の標準である (出典 5)。真の代替は drop-in 置換ではなく哲学の違いにある。
| 代替 | 違い |
|---|---|
| HashiCorp Vault PKI | 短命証明書を API でオンデマンド発行する。Kubernetes では cert-manager の代わりではなくバックエンドとして併用されるのが普通 (出典 5) |
| Venafi / Keyfactor (エンタープライズ CLM) | フルな証明書ライフサイクル管理だが per-identity 課金が ephemeral な Kubernetes ワークロードでスケールしにくく、そこが cert-manager の OSS 優位 (出典 5) |
| CyberArk Certificate Manager for Kubernetes | cert-manager の上に discovery・ポリシー・FIPS・サポートを足す商用レイヤであり、別エンジンではない (出典 6) |