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採用事例・エコシステム

誰が使っているか

リポジトリの USERS.md には 174 件の自己申告エントリがあり、production 利用を対象とするルールが明記されている。以下の組織名はそのファイルから取った。

組織ユースケース出典
GoogleGKE Dataplane V2 は Cilium ベースUSERS.md
Amazon Web Servicesクラウド/インフラ事業者として掲載USERS.md
Alibaba Cloudクラウド/インフラ事業者として掲載USERS.md
DigitalOceanクラウド/インフラ事業者として掲載USERS.md
Datadogエンドユーザとして掲載USERS.md
Adobeエンドユーザとして掲載USERS.md
Capital Oneエンドユーザとして掲載USERS.md
GitLabエンドユーザとして掲載USERS.md
ByteDanceエンドユーザとして掲載USERS.md
Canonicalベンダ/エンドユーザとして掲載USERS.md

同ファイルの他のエントリには Equinix, Exoscale, Gcore, Civo, CoreWeave, Kakao, IKEA IT AB, Confluent, Elastic Path, Guidewire, Daimler Truck AG, F5, Cybozu, Bitnami がある。CNCF も採用規模を Cilium Project Journey Report で別途追跡している。

採用のシグナル

cilium/cilium の GitHub API より、2026-06-22 取得: stars 24,565、forks 3,842、watchers 307、open issues 1,004。リポジトリは 2015-12-16 作成 (GitHub API)。GitHub contributors API のコントリビュータ数は anon 含めおよそ 1,300 以上までページネーションする。graduation 時点で CNCF は 7 社のメンテナ企業と 800 人超の個人コントリビュータを挙げた (CNCF announcement)。

ガバナンス: メンテナとコミッタは MAINTAINERS.md に列挙される。ガバナンス文書とコントリビュータラダーは別リポジトリ cilium/community にある。

エコシステム

Cilium は複数の層にまたがり、周囲のツールもそれに従う。Hubble (同プロジェクト) は eBPF datapath の上にフロー可視化を提供する。姉妹プロジェクトの Tetragon は eBPF ベースのランタイムセキュリティを加え、Cilium と組む。プラットフォーム統合として、Cilium は GKE Dataplane V2 の基盤であり、EKS / AKS でも選択できる。プロジェクト内の機能には kube-proxy 置換、BGP、WireGuard/IPsec 暗号化、マルチクラスタ向け ClusterMesh、Gateway API と Ingress 対応、Egress Gateway がある (CNCF announcement, The New Stack)。

代替候補

Cilium は複数の層にまたがるため、競合も層ごとに異なる。CNI 層の代替は Calico, Flannel, Weave Net, Antrea, AWS VPC CNI。サービスメッシュ層では Istio や Linkerd と重なり、ここでの Cilium の売りは eBPF と per-node Envoy を使ったサイドカーレスメッシュだ (The New Stack)。

代替違い
CalicoeBPF データプレーンも持つが、Cilium は全体で eBPF が第一級
Flannelidentity ベースポリシーや kube-proxy 置換のないシンプルなオーバーレイ
Weave NeteBPF datapath を持たないオーバーレイネットワーキング
AntreaeBPF ではなく Open vSwitch ベースの datapath
AWS VPC CNIpod を VPC ENI に直結。独自の identity ベースポリシーエンジンは持たない
Istio / Linkerdサービスメッシュ特化。サイドカー (または per-node プロキシ) 方式に対し、Cilium は eBPF + per-node Envoy