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採用事例・エコシステム

誰が使っているか

プロジェクトの ADOPTERS.md には、production で Harbor を運用し詳細を公開許諾済みの組織のみが載ります。使い方が記述されているもの:

組織ユースケース出典
JD.comJDOS プラットフォームのレジストリ。2 年以上の production 運用、数万ノード、数百万イメージ。ADOPTERS.md:46-48
China Mobile1 年以上の production 運用、1,000+ ノード、約 20,000 イメージ。ADOPTERS.md:50-51
360 Total Securityリージョンをまたぐイメージ配布とアクセス制御、レプリケーションを多用、約 800 ノード、約 20,000 イメージ。ADOPTERS.md:53-57
Union Pay200+ ノードのイメージ管理。RBAC と脆弱性スキャンを強制。ADOPTERS.md:69-71
DE-CIX旧来のホスト型 Docker registry を置換。OIDC グループマッピング、robot account、脆弱性スキャナを活用。ADOPTERS.md:92

さらに名前のある採用組織がロゴとして ADOPTERS.md:12-42 に載っており、Trend Micro・DataYes・Rancher・Pivotal・Netease Cloud・Anchore・Dynatrace・CERN・Nederlandse Spoorwegen などが含まれます。

採用シグナル

執筆時点で報告されているリポジトリのメトリクス (参照日 2026-06-22、gh api repos/goharbor/harbor 経由): star 約 28,755、fork 約 5,264。Harbor は 2020-06-15 に CNCF Graduated に到達し、OSS レジストリとして初めてこれを達成しました。リリースは minor / patch の定期的なリズムで、最新 GA は v2.14.4 (2026-05-11)、ドキュメント化したコミットでは v2.16.0 が開発中です。

エコシステム

Harbor は blob / manifest ストアとして distribution/distribution を同梱し、その前段で動きます。デフォルトの脆弱性スキャナは Trivy で起動時に登録され (src/core/main.go:331-346)、他のスキャナはスキャナアダプタ API で接続できます (旧来の Clair アダプタは廃止)。署名は Cosign (sigstore) で行い、manifest push 時に検証されます (src/server/registry/route.go:81)。旧来の Notary v1 のパスはドキュメントに残るものの非推奨方向です (README.md:39)。

goharbor org の周辺リポジトリには harbor-helm (Kubernetes デプロイ)、harbor-operatorharbor-cliterraform-provider-harborwebsite があります。

代替

代替違い
distribution/distributionHarbor が包む素のバックエンド。RBAC・project・スキャン・UI なし。
Quay (Red Hat)同等の機能セット。Red Hat / OpenShift エコシステムにより密に結びつく。
JFrog Artifactory商用、OCI に限らないマルチフォーマット成果物リポジトリ。
GitLab Container Registryスタンドアロンではなく GitLab CI/CD に同梱。
クラウドレジストリ (ECR・ACR・GCR・Artifact Registry)クラウド事業者がマネージド。セルフホストもクラウド横断の可搬性もなし。
CNCF DragonflyP2P 成果物配布。Harbor を置換せず補完する。

セルフホストで RBAC・マルチテナント project・レプリケーション・スキャン・署名検証・クォータ・immutable/retention を 1 システムにまとめたいとき、かつ tag をバックエンドレジストリと独立に Harbor の DB で管理したいときに Harbor を選びます。レジストリを自分で運用したくないなら、マネージドなクラウドレジストリを選びます。