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採用事例・エコシステム

誰が使っているか

リポジトリに ADOPTERS ファイルはなく、Clusterpedia を本番運用していると名指しする公開ケーススタディ・トーク・エンジニアリングブログも見つからなかった。採用企業の捏造を避けるため、ここでは個別組織を列挙しない。最も確実な関係は出自とメンテナ構成だ。3 名のメンテナのうち 2 名がプロジェクトを OSS 化した DaoCloud 所属、1 名が China Mobile Cloud 所属である (MAINTAINERS.md)。

採用のシグナル

GitHub REST API repo metadata から計測 (観測日 2026-06-27):

シグナル
Stars878
Forks126
Contributors41
Open issues65
リポジトリ作成2021-10-08
最終 push2026-06-18

リリース頻度: 最新安定タグは v0.9.1 (2026-04-16)、加えて v0.9.1-k8s1.32.13 のような Kubernetes バージョン追従タグを切る。プロジェクトは 2022-06-17 に CNCF Sandbox に受理された (CNCF プロジェクトページ)。

エコシステム

Clusterpedia はマルチクラスタ基盤を置き換えるのではなく、その上に乗るよう作られている。README によれば、Cluster API・Karmada・Clusternet・vCluster・KubeVela が管理するクラスタを自動 import できる。クラスタ間ネットワークは意図的に他ツールへ委ね、README はその層として Submariner・Skupper・tower を挙げる (README.md)。

ストレージ層はプラガブル。デフォルトの internalstorage バックエンドは MySQL と PostgreSQL に対応し、README には graph database 層と Elasticsearch 層を足す意図が書かれている。公式 Helm chart は別リポジトリ clusterpedia-io/clusterpedia-helm にあり、Bitnami の PostgreSQL・MySQL subchart を取り込む。

代替候補

Clusterpedia はマルチクラスタ管理の検索・observability の隅を占める。下記のツールは隣接する問題を扱うので、勝敗ではなくどの層が必要かで見るのが誠実だ。

代替違い
Karmadaクラスタ横断でワークロードを orchestration / スケジューリングする (配置と federation)。Clusterpedia は資源状態を read / 検索するだけ。競合でなく組合せ (CNCF ブログ)。
Open Cluster Managementfleet ガバナンスとポリシー配布が主眼。Clusterpedia はその上にクラスタ横断の資源検索を足す。
クラスタ個別の kubectlベースライン: 各クラスタを別々に問い合わせる。Clusterpedia は中央 DB と引き換えに 1 つの OpenAPI 互換エンドポイントと豊かな検索を得る。
Prometheus / observability スタックメトリクス・トレース・ログを集約する。Clusterpedia は Kubernetes 資源オブジェクトそのものを集約し client-go で問い合わせ可能に保つ。

多数のクラスタ (異なる Kubernetes バージョンのクラスタを含む) の資源を 1 つの kubectl 互換エンドポイントで検索したいなら Clusterpedia を選ぶ。仕事がワークロードの配置やスケジューリングで検索でないなら、Karmada のような federation ツールを選ぶ。